プロテインの副作用
プロテインの副作用
プロテインに副作用はあるのでしょうか?
結論から言えば、プロテイン自体に副作用はありません。
プロテインは、大豆や牛乳からタンパク質を抽出してつくられた
栄養補助食品ですので、薬ではないため副作用はありません。
ただし、プロテインも食品ですから、
摂取量や体質、アレルギーによって、体に影響がでるケースがあります。
プロテインの使用における体への影響は、以下のようなものがあります。
◆下痢や軟便、おなら
下痢には「乳糖不耐性下痢」と「浸透圧性下痢」があります。
乳糖不耐性下痢とは、小腸に乳糖分解酵素がなかったり、
不足した状態になると、乳糖が吸収されません。
吸収されなかった乳糖は、
そのまま大腸に送られて細菌の作用で発酵します。
そうすると、発酵による有機酸やガス、
水分をたくさん含むようになり下痢便となるのです。
乳糖不耐性下痢の場合は、
乳糖の含まれていないプロテインを選ぶ必要があります。
浸透圧性下痢とは、吸収されていない物質が、
腸の中に高濃度に存在すると、体液が腸内に侵入し、
腸内の水分量を増やし調節します。
プロテインのように、通常の食品と比べ
消化吸収が非常に早いもの大量に摂取すると、
腸内の成分濃度が急速に高まってしまい、浸透圧性下痢の原因となってしまいます。
浸透圧性下痢の場合は、急速な摂取が原因の場合が多いので、
少量に分けての摂取がいいでしょう。
◆肝臓・腎臓の機能低下
タンパク質の過剰摂取において、
体内で分解・吸収される際に窒素やアンモニアを発生させます。
そうすると、アンモニアを分解して排出するために、
肝臓や腎臓に負担がかかるといわれています。
そうすると、内蔵の機能低下により、
筋肉の合成低下や、疲れ、免疫力の低下がみられます。
◆アレルギー
プロテインに対するアレルギーは、原材料となっている食品に原因があります。
例えばホエイプロテインなら牛乳、ソイプロテインなら大豆です。
食品アレルギーの一般的な症状としては以下のようなものがあります。
・口や喉、耳などの痒みや痺れ
・吐き気、胃や腸の痛み
・お腹の緩み、下痢、お腹の張り
・蕁麻疹